将棋 74歳・有吉道夫九段が敗れ、引退 現役最高齢(毎日新聞)

 第68期名人戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の順位戦C級2組の9回戦が2日行われ、現役最高齢棋士の有吉道夫九段(74)=兵庫県宝塚市=が松本佳介六段(38)に敗れ、引退が決まった。

 有吉九段は岡山県備前市出身。故・大山康晴十五世名人に師事し、1955年にプロ棋士に昇格した。強い攻めの棋風から「火の玉流」の異名で呼ばれ、棋聖獲得1期、棋戦優勝9回。この日の敗北で通算成績は1082勝998敗となった。師匠の大山名人をフルセットまで追い込んだ69年の第28期名人戦での熱戦ぶりは、今も語り草になっている。

 C級2組では、今期は成績下位8人に降級点が付き、降級点3回で順位戦に参加しないフリークラスに降級する。有吉九段には既に降級点が2回付いていたが、この日の敗北で2勝7敗となり、最終10回戦で勝っても下位8人に入ることが確定。フリークラスは65歳が定年のため、自動的に引退が決まった。【澤木政輝】

【関連ニュース】
将棋:王将戦開幕 久保が先手番
将棋:卒業後も出雲で活動…高校生棋士・里見香奈さん
将棋:谷川、三浦が首位 追う郷田ら4人 A級順位戦
将棋:羽生、接戦制し1勝1敗に…王将戦・第2局
将棋:1日目から激戦、羽生封じる 王将戦第2局

<米アカデミー賞>「ポニョ」「ATOM」ノミネートされず(毎日新聞)
【合縁奇縁】編集委員・岡部伸 CIS脱退は実現したが…(産経新聞)
新幹線ストップ 暑くて下着姿になった人も(産経新聞)
「現行案がベスト」普天間移設で駐日米大使(産経新聞)
休校など減少傾向も「今も流行中」―新型インフルで厚労省(医療介護CBニュース)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。